「ふじさわの特産品」農産物編

ふじさわ観光名産品では、一次産品である農産物・海産物の11品目を「ふじさわの特産品」として認定しています。今回は農産物の4品をご紹介。湘南の太陽を浴びて元気に育った「湘南野菜」は安全・安心・新鮮で味も美味しい野菜のブランド。北西部を中心に市内に多数ある直売所やスーパー等で、ぜひ「湘南野菜」を味わってください。

 

湘南トマト

 

六会・御所見地区を中心に栽培され、「桃太郎」を中心に完熟のトマトが出荷されています。栽培は、ガラスハウスなどの施設を利用したものが多く、家畜ふん堆肥の投入や、熱水土壌消毒機の利用など環境にやさしい栽培を進めています。

湘南キャベツ

 

市内での年間生産量は約1,300トンで、市内で最も生産量の多い野菜です。春と秋を中心に六会・御所見地区などで露地栽培されています。湘南キャベツには、カルシウム、たんぱく質、ビタミン、食物繊維が多く含まれ、栄養価の高い野菜の一つです。

湘南キュウリ

 

新鮮であっさりした味わい、みずみずしくパリッとした歯切れの良さが自慢です。六会・御所見地区を中心に施設と路地で周年栽培されています。

ブドウ「藤稔(ふじみのり)」

 

市内の生産者が品種改良した黒系大玉ブドウ。一粒がゴルフボールほどの大きさで、糖度も高く、果肉良好なブドウです。長後・遠藤・御所見地区を中心に栽培され、直売所や観光農園で販売されています。

「ふじさわの特産品」海産物編

藤沢市には、藤沢市漁業協同組合と江の島片瀬漁業協同組合の2つの漁業組合があり、84名の漁業者が組合員になっています。

しらす・いわし・あじ・かます・さざえ等の魚介類を中心に水揚げがなされ、市外の魚市場、市内外の鮮魚仲卸業者や直売・朝市等を通して消費者に提供しています。 

湘南しらす(釜揚げしらす等)

 

相模湾のしらす漁は、漁期の3月中旬から12月下旬の期間に船曳き網で漁獲されています。

しらすは、いわし(カタクチイワシ等)の稚魚であり加工方法により商品名が区別されます。釜で茹で上げた「釜揚げしらす」、それを天日干しにした「しらす干し」。 また、水揚げされたしらすをそのまま食べる 「生しらす」は、産地でのみ楽しめる最高の贅沢です。

カルシウムをたっぷりと含んだ 「湘南しらす」は、全てが漁業者の手づくりによる無添加の自然食品です。

 

湘南たたみいわし 

 

たたみいわしは、獲れたての新鮮な生しらすを清水で洗い天日で干し上げたものです。

江戸時代末期、生しらすを畳表に干したのが始まりといわれ、伝統的な手づくりの風味があります。

食べ方は、軽く炙ってお好みで醤油・七味・マヨネーズなどを付けてお召し上がり下さい。

お子様のおやつやお酒のおつまみに最高です。

湘南わかめ

 

江の島沖では、近年わかめの養殖が盛んです。

採ってきたわかめは、すぐに釜茹でし、天日干しにされます。

風味豊かな「湘南わかめ」は、おひたしやサラダ、お味噌汁の椀種など幅広いメニューの素材として活用できます。 

湘南ハマグリ

 

ハマグリ(汀線蛤)は、波打ち際の汀線で育つハマグリで、貝桁びき網漁で漁獲されます。

きれいな海と粒が細かい良質な砂を好むハマグリは、江の島につづく砂州により良質で細かい砂が溜まる藤沢の海が生息に適しています。そのため、神奈川県内で安定した漁があるのは藤沢だけです。

湘南はまぐりは、ずっしりと大振りで旨味もぎっしり! 焼き蛤やお吸い物などで、風味豊かで極上な味わいを堪能できます。

湘南ナガラミ

 

ナガラミ(ダンベイキサゴ)は砂浜に生息する巻貝で、市内では鵠沼から辻堂の海岸線で漁獲されます。

近年は全国的に漁獲量が減り、貴重な貝となりつつあります。

漁獲期は初夏で、塩ゆでにするとおつまみにピッタリです。

 

江の島カマス(アカカマス)

 

カマスには、アカカマス(本カマス、ネイラカマス)と ヤマトカマス(ミズカマス)がありますが、カマスといえば、大振りで脂がのったアカカマスが主役!江の島漁場の カマスは豊富な餌を食べているため丸々と太っており、「江の島カマス」として市場でも定評があります。特に 9~11月の脂がのった旬のアカカマスは、お刺身や皮目を炙った炙りが絶品で、塩焼きや天麩羅でもおいしくいただけます。 

定置網にて周年を通じて漁獲され、江の島漁場では年間30トンあまりの漁があり、相模湾の定置網の中でも アカカマスについてはトップクラスの漁獲量を誇ります。